講演情報
[20p-P05-7]分子シミュレーションによる強誘電ネマチック液晶の発現機構解明
〇(M2)栗原 三朗1、西川 浩矢2、荒岡 史人2、石井 良樹3、渡辺 豪1,2,3 (1.北里大院理、2.理研CEMS、3.北里大未来工)
キーワード:
液晶,分子動力学シミュレーション,強誘電ネマチック液晶
1,3-ジオキサン骨格を有する液晶化合物DIOは誘電率異方性が10,000を超える強誘電ネマチック相への転移が確かめられている。そのため、DIOは従来よりも飛躍的に省電力にて制御可能であり、将来の持続可能なデジタル社会への活用に期待されている。しかし、強誘電特性の起源は完全には明らかになっていない。そこで本研究では、全原子分子動力学シミュレーションを用いて、強誘電ネマチック相の微視的挙動についての知見獲得を目指した。