講演情報

[20p-P05-8]第一原理計算によるSrAl2O4:Eu2+における酸素空孔のエネルギー準位

〇(D)江口 大雅1,2、平田 研二1、藤尾 侑輝1、菊永 和也1,2 (1.産総研、2.佐賀大)

キーワード:

静電気発光,第一原理計算,欠陥準位

最近、アルミン酸ストロンチウム(SrAl2O4)にユーロピウム(Eu)を添加したSrAl2O4:Eu2+において、静電気に起因するエネルギーによって発光する現象が見出された。この発光は結晶構造の欠陥に由来すると考えられるが、バンドギャップ中の欠陥準位の正確な位置は明らかになっておらず、SrAl2O4:Eu2+の発光機構は不明な点が多い。本研究では、SrAl2O4:Eu2+に酸素空孔を導入した際の欠陥準位を第一原理計算によって検討した。