講演情報

[20p-P07-10]地磁気逆転現象の展示実験その5

〇石井 義哲1、廣田 恵1 (1.艦磁研)

キーワード:

内核,地磁気逆転,逆立ち独楽現象

地磁気が内核による磁気と外核による磁気との合成ベクトルであると仮定して、永久磁石化した固体金属回転球体である内核の逆立ち独楽現象により、地磁気が逆転すると考えた場合に起こる現象の詳細を考察している。 内核が宇宙空間に浮かぶ回転球体であるため、逆立ち独楽現象が生じるためには「実験室机上面からのコマへの抗力」に相当する別の力が必要である。今回の実験では回転体のジャイロ効果(回転する物体は回転慣性モーメントにより、その回転軸方向と回転速度を維持しようとする。)に注目して、ジンバルに装着した地球ゴマを回転させて自転相当の運動を起こす。その後、ジンバルが固定された回転台を回転させることにより公転相当の運動を発生させて観察することとした。