講演情報

[20p-P07-20]MgH2担持Ni/HBナノコンポジットにおける水素放出温度の低下

〇野口 夏未1、後藤 和歩1、伊藤 伸一2、藤田 武志3、細野 秀雄4,5、折茂 慎一6,7、近藤 剛弘2,6 (1.筑波大院、2.筑波大数物・ZeroEFM・TREMS、3.高知工科大、4.東工大、5.NIMS国際ナノアーキテクトニクス研究拠点、6.東北大WPI-AIMR、7.東北大IMR)

キーワード:

水素貯蔵,ホウ化水素,二次元物質

MgH2を含むMg系合金は、熱力学的安定性や高い重量水素密度から水素貯蔵材料として注目されている一方で、実用に向けて水素放出・吸蔵温度低下と速度向上が求められている。MgH2を微細化処理し触媒と共に二次元材料に担持することによって触媒とMgH2の凝集を防ぐ方法が広く用いられている。ここでは、Ni/HBナノコンポジットにMgH2を担持することで水素放出温度が低下することを熱力学的パラメータの測定を含む結果の詳細について報告する。