講演情報

[20p-P07-26]シリコンナノ多孔粒子負極の粒径制御によるリチウムイオンバッテリーのサイクル寿命改善

〇立花 孝通1、佐藤 慶介1、深田 直樹2 (1.東京電機大学、2.物質・材料研究機構)

キーワード:

リチウムイオン電池

リチウムイオン二次電池の負極活物質としてSi材料が検討されている。現在主流の負極活物質にはグラファイトが用いられているが、Siナノ粒子に置き換えることで比容量を10倍以上に拡張でき、低い動作電位を得ることができる。しかし、Si内へのリチウムイオンの取り込みによる大きな体積膨張の発生は、サイクル性能の低下を引き起こす。本研究では、Siナノ粒子の粒径を均一化し、内部に細孔形成を行うことで体積膨張の抑制を図った。