講演情報

[20p-P08-1]管状炉熱 CVD 法による酸化鉄ナノチューブアレイ/窒化炭素複合体の光触媒活性評価

〇米山 翔1、伊藤 皇聖1、梅澤 優生1、野田 啓1 (1.慶應大理工)

キーワード:

光触媒,窒化炭素,熱CVD

我々は、光触媒材料である酸化鉄ナノチューブアレイ(FNA)とグラファイト状窒化炭素(g-C3N4)に注目し、熱化学気相成⻑(CVD)法による複合体の構造制御、及び光触媒活性の向上に向けて取り組んできた。その結果、ニトロブルーテトラゾリウム(NBT)の還元に伴う吸光度変化の測定により、FNA/g-C3N4複合体試料の吸光度低下率がFNA単体試料、g-C3N4単体試料を上回る結果となった。これはFNA/g-C3N4界面においてZスキームが構築されたためであると推測される。