講演情報

[21a-C501-1]FePd/グラフェン/FePdの接合のスピン伝導特性の第一原理計算

〇植本 光治1、遠藤 竜介1、新屋 ひかり2、永沼 博3、小野 倫也1 (1.神戸大工、2.東大工、3.東北大)

キーワード:

スピントロニクス,第一原理計算,鉄パラジウム

鉄パラジウム合金(FePd)は高い磁気異方性と低い磁気減衰定数をもつ強磁性金属であり、スピントロニクス用途向け材料として注目されており、最近ではFePd表面にグラフェン(Gr)のヘテロ界面(FePd/Gr)が実験的に合成されている。本研究ではFePdと多層グラフェン(m-Gr)による磁気トンネル接合(MTJ)構造であるFePd/m-Gr/FePdのスピン伝導特性の第一原理予測を行った。磁気抵抗(MR)比はMR~100%~300%に達する。また、界面不整合に対する安定性や、MgO絶縁層との比較についても紹介する。