講演情報
[21a-D901-7]集光フェムト秒レーザーを用いた生体膜加工による脂質ラフトモデル構築
〇(PC)谷本 泰士1、瀬川 夕海1、増井 恭子1、細川 千絵1 (1.阪公大院理)
キーワード:
人工生体膜,集光フェムト秒レーザー,脂質ラフト
秩序相と無秩序相に相分離した人工生体膜は、細胞膜機能を調節する膜ドメインである脂質ラフトモデル系として広く利用されている。細胞膜由来の脂質二分子膜 (SPMB)はより生体に近い条件での細胞膜機能評価に有用であるが、基板表面での膜展開制御が困難である。本研究では、相分離した巨大膜小胞膜表面にフェムト秒レーザーを集光して膜展開を誘発し、SPMBを形成することに成功した。本手法は脂質ラフト研究への応用が期待される。