講演情報
[21p-A301-6]超伝導自己シャント型磁束量子ビットの提案と検証
内田 徳之新1、沓間 弘樹1、〇山下 太郎1 (1.東北大院工)
キーワード:
超伝導,量子ビット,ジョセフソン接合
超伝導磁束量子ビットの集積性向上を目指し、従来よりも大きな1 μm2以上の面積を有するジョセフソン接合を用いた、自己シャント型磁束量子ビット(Self-shunted flux qubit: SSFQ)を考案し優位性の検証を行った。詳細な数値計算の結果、臨界電流密度の低減と接合の大面積化により、磁束及び電荷雑音耐性についてシャントキャパシタを備えた従来型と同程度まで抑えつつ、1 GHzを超える高い非調和度を実現できることを明らかとした。