講演情報

[21p-A311-4]CNT-PDMSナノ複合体を用いたリザバー素子によるインセンサコンピューティング

〇(D)君塚 紘喜1、サマン アズハリ2、池本 周平1,3、宇佐美 雄生1,3、田中 啓文1,3 (1.九工大院生命体、2.早稲田大、3.九工大Neumorphセンター)

キーワード:

CNT/PDMS sensor,圧力センサ,リザーバーコンピューティング

近年人工皮膚応用に向けた柔軟で高感度な圧抵抗センサの開発が注目されている。その候補の一つとして、カーボンナノチューブ―ポリジメチルシロキサン(CNT-PDMS)ナノ複合体が広く知られている。CNT-PDMSナノ複合体のもつ空隙構造はセンシング動作に大きく影響することが示されており、砂糖等溶解可能なテンプレートを用いた作製手法が有効である。本研究では、CNT-PDMS複合体自身が物体を認識する“インセンサコンピューティング”の開発を目的とする。テンプレート法によりCNT-PDMSセンサを作製し、作製した圧抵抗センサをリザバー素子 (RC)として用いることで9つの物体認識を行い、RCの性能の差異を検討した。