講演情報

[21p-C601-16]電子輸送層にPDINOを用いた非フラーレン有機薄膜太陽電池における電荷状態の電子スピン共鳴研究

〇井上 開渡1、山口 世力1、佐藤 睦1、陳 奕舟1、斎藤 慎彦2、尾坂 格2、下位 幸弘1、丸本 一弘1,3 (1.筑波大数物、2.広島大院工、3.筑波大エネ物質科学セ)

キーワード:

有機薄膜太陽電池,電子スピン共鳴

2019年にZouらのグループによって開発された非フラーレンアクセプタ(NFA)Y6を用いた有機太陽電池は15%以上の高い変換効率を示す。また、電子輸送材料としてPDINOが広く用いられている。一方で、素子内部の詳細な発電機構や劣化機構は未解明な部分も多い。本研究では、電子スピン共鳴(ESR)分光法を用いることで太陽電池素子および積層膜の電荷移動を直接的に分子レベルで観測した。