講演情報
[21p-D901-15]インフルエンザウイルスのヘマグルチニンとFab抗体の複合体(PDB-ID: 1KEN)に関するMM-MD/FMO連携計算による統計的な解析#2
〇北原 駿1、秋澤 和輝1、奥脇 弘次1、土居 英男1、山本 詠士2、平野 秀典2、泰岡 顕治2、森 義治3、田中 成典3、望月 祐志1,4 (1.立教大理、2.慶應大理工、3.神戸大院シス情、4.東大生研)
キーワード:
鳥インフルエンザウイルス,MD-FMO連携計算,相互作用解析
日本語: インフルエンザウイルスのヘマグルチニン(HA)の三量体とFab抗体の二量体からなる複合体(PDB-ID=1KEN)対してMD-FMO連携計算を行い、統計性を含めた相互作用エネルギー(IFIE)データに対するCP分解による解析を行っています。前回の春季学術講演会では1KENのHA vs Fabの界面の解析結果を報告しましたが、今回は複合体内部(HA vs HA, Fab vs Fab)の解析について紹介します。結果のポイントとしては、HA間での塩橋の重要性、HA内部での水を介した水素結合の存在が挙げられます。