講演情報
[21p-D902-16]複数の波長分布を同時に可視化するCMOSイメージセンサの実現
〇(DC)井出 智也1、崔 容俊1、村上 健介1、木村 安行1、飛沢 健1、高橋 一浩1、石井 仁1、野田 俊彦1、澤田 和明1 (1.豊橋技科大)
キーワード:
蛍光イメージング,多波長同時検出,CMOSイメージセンサ
本論文では、フィルタフリーな光センサを用いて新たに複数波長の同時イメージングを提案する。従来の蛍光イメージングでは波長ごとにデバイスを交換する必要があり、複数の領域を同時に観察することは困難であった。そこで,我々はセンサの表側と裏側の電流を同時に読み出す構造を提案した.これにより,各波長の光吸収特性の違いから電流の比率を用いて波長を特定できる。この構造を持つイメージセンサを本学で設計・製作した。LED光源を用いて光強度と波長特性を評価し,キャリブレーションした.また、スポットで照射すると、スポット内の画素のみから光強度と波長の応答が得られることも確認した。さらに、2種類の蛍光ビーズをセンサ上に配置し、2種類の光源を用いて励起し,異なる波長分布のイメージングに成功した。以上より提案・製作した波長イメージセンサを用いて複数波長の同時イメージングを実証した.