講演情報
[21p-P08-1]CrySPY を用いたLi4xMg2(1-x)P2O7 の結晶構造探索
〇(M2)大谷 拓馬1、佐藤 拓海1、中森 省吾1、宇都野 太2、本間 剛1、山下 智樹1 (1.長岡技科大、2.出光興産)
キーワード:
結晶構造探索,固体電解質,第一原理計算
固体電解質材料の1つであるLi4xMg2(1-x)P2O7について,結晶構造探索ツールCrySPYと第一原理計算ソフトVASPを用いて結晶構造探索を行った.構造生成にはランダムサーチと既知の構造のP2O7骨格を維持し,カチオンサイトにLiとMgイオンを配置する2種類の方法を用いた.形成エネルギー計算の結果,Li2.2Zn0.8P2O7のP2O7骨格を用いた構造のx=0.5,0.625で形成エネルギーが低くなり実験による合成の可能性がある.また,Li/Mg比によって安定な骨格構造が変化することを明らかにした.