講演情報
[21p-P16-8]Kr原子4p^{5}p[1/2]_{1}における飽和スペクトルの
ガス圧力および光強度依存特性
〇嶋田 秀寿1、野村 克貴2、西宮 信夫1 (1.東京工芸大工、2.東京工芸大院)
キーワード:
飽和分光,希ガス,超微細構造
Kr原子を準安定状態にし4p^{5}s[3/2]_{2}→4p^{5}p[1/2]_{1}遷移の飽和スペクトルを測定して量子状態を評価した。83Krの超微細構造線の分裂幅より核磁気相互作用定数や核四極子相互作用定数を算出し、それを無摂動時の83Kr同位体シフトとしてHussonらが算出した理論計算と比較した。算出した超微細構造定数を用いて核スピン相互作用の摂動を除いた83Krの周波数シフトと偶数Kr同位体シフトを用いてBS、SMSやSFSについてKingの方法により解析を行った。