講演情報

[21p-P17-5]ファイバーレーザーとスピントロニックテラヘルツエミッタを利用した広帯域テラヘルツ時間領域分光装置の開発

〇飯塚 悠斗1、須山 弘太1、和田 篤1、田中 哲1、岡野 真人1 (1.防大理工)

キーワード:

テラヘルツ分光,ファイバーレーザー,スピントロニックエミッター

エルビウム添加ファイバーレーザーは安定性が高い一方で発振波長が1.5 μmであるため、テラヘルツ時間領域分光(THz-TDS)の光源としてはやや利用しにくい。そこで、今回我々は励起光源の波長に依存しないスピントロニックテラヘルツエミッター(STE) を発生素子として用いることで、ファイバーレーザーベースのTHz-TDS装置の開発を行った。スパッタリング装置で作製したFe(2nm)/Pt(3nm)薄膜を発生素子とすることで周波数帯域0.1~0.9 THzのテラヘルツ光の発生に成功した。