講演情報

[21p-P18-9]SPPを利用した動的カシミール効果の実証実験に向けた光学系の構築及び銀薄膜の成膜方法の確立

〇田中 希宙1、中 竜大1、久保 敦2 (1.東邦大理、2.筑波大物理)

キーワード:

表面プラズモンポラリトン,動的カシミール効果,非線形光学効果

表面プラズモンポラリトン(SPP)は誘電体と金属膜との間に発生する電磁場であり、発表者はSPPをマクロ量子系のゆらぎとして扱い、ゆらぎを変化させることで光子対が発生する動的カシミール効果の実証を目指している。本発表では、研究の第一段階として、SPP測定用の光学系の構築と性能評価に加え、銀薄膜成膜に最適な成膜法についての検討、誘電体の屈折率の変動による定常波SPPの状態変化の解析結果を報告する。