講演情報
[22a-A302-3]熱及び電気的前処理によるイオン液体リザバーの学習性能向上
〇久保 祐樹1,2、米澤 雅陽1,2、島 久2、内藤 泰久2、秋永 広幸2、伊藤 敏幸3、野上 敏材4、木下 健太郎1 (1.東理大先進工、2.産総研、3.豊田理研、4.鳥取大工)
キーワード:
物理リザバー,電気化学反応,イオン液体
イオン液体中の酸化還元反応を用いた物理リザバーの開発を行っている。本研究では、100℃で電圧印加するという簡単な前処理を行い、省電性と性能の向上を同時に実現した。前処理を施した素子を室温まで冷却させ、STMタスク性能を評価した結果、MC値は1.72から2.38へ大幅に上昇した。この結果は、加温により増強された電気化学反応がILおよび/またはPt/IL界面を変化させたことによるものと考えられる。