講演情報
[22a-B203-3]Co置換されたハーフ・ホイスラー合金TiNiSnの結晶構造と熱電特性
〇山崎 航佑1、富樫 弘道1、中津川 博1、岡本 庸一2 (1.横国大理工、2.防衛大材料)
キーワード:
ハーフ・ホイスラー,熱電変換,TiNiSn
環境負荷の小さな元素で構成されたハーフ・ホイスラー合金TiNiSnは,高い出力因子を有する熱電材料である.本研究ではTiNiSnの多数キャリアを変化させるため,Niよりも価電子数の少ないCoで置換したTiNi1-xCoxSn(0≤x≤0.15)をアーク溶解法により作製した.粉末X線回折測定とリートベルト解析を用いた結晶相の同定,及び,80 K~800 Kの範囲で熱電特性の測定を行った.その結果,x=0.10の時,ゼーベック係数の符号が反転し,多数キャリアの変化が示された.