講演情報
[22a-P03-16]植物の蒸散量検出を指向した高感度ウェアラブル湿度センサの作製
〇鬼澤 好輝1、安達 大空1、奈良 健汰1、竹田 泰典2、Wang Yi-Fei2、関根 智仁1,2、熊木 大介2、長峯 邦明1、時任 静士1,2 (1.山形大院有機、2.山形大 ROEL)
キーワード:
湿度センサ,ウェアラブルセンサ,植物モニタリング
少子高齢化による労働力不足が懸念される日本において、ウェアラブルセンサを活用したスマート農業が重要視されている。なかでも、植物のストレスを定量化できるセンシングシステムが注目されており、この実現にむけて、葉からの蒸散量を定量化できる湿度センサの開発が重要である。ここで、抵抗変化型湿度センサは比較的簡便な方法で当該蒸散量を測定できることが期待できる一方で、低湿度領域(概ね60RH%以下)における感度が低いことが課題となっていた。そこで、本研究では、導電体とイオン液体を組みあせた新規材料システムによる高感度湿度センサを作製し、その特性を評価したので報告する。