講演情報
[22p-A202-3]量子化学から見たCO2還元へのアプローチ
〇中村 振一郎1,2 (1.熊本大学、2.理研)
キーワード:
CO2の活性化
二酸化炭素から有用な化合物を生成する試みは自然科学者たちが分野を超えて協力して達成できるかその存在意義が問われている課題である。筆者は量子化学・理論化学からその必要条件を述べる。CO2を反応させるには第一段階でその活性化が必須である。具体的にどうすべきか量子化学の言葉で述べる。そして天然光合成はそれを易々と成し遂げている理由についても計算科学の立場から人工的な反応炉との違いを比較して議論する。