講演情報
[22p-A305-5]放射線治療における線量計測の計測標準と標準規格
〇清水 森人1 (1.産総研計量標準)
キーワード:
放射線治療,水吸収線量標準,国際標準規格
放射線治療で行われる線量計測について概説し、線量決定の基準となる計測標準である我が国の水吸収線量標準、放射線治療用線量計の国際標準規格IEC 60731や学会ガイドラインなどについて紹介する。
現在、我が国の水吸収線量標準は産総研が所有するグラファイトカロリーメータを用いて計測された水吸収線量となっており、グラファイトカロリーメータによって決定された値を基準として、長期的な安定性等が確認された電離箱線量計の校正を行い、この電離箱線量計を二次標準として、次々にその他の電離箱線量計を校正するという作業が標準機関では行われている。
放射線治療で用いられる線量計には長期的な安定性の他、ヒューマンエラーの起こりにくさなど、様々な要件が求められる。これらは国際標準規格IEC 60731や学会ガイドラインにまとめられ、粗悪な線量計が医療現場に流入することを防いでいる。
現在、我が国の水吸収線量標準は産総研が所有するグラファイトカロリーメータを用いて計測された水吸収線量となっており、グラファイトカロリーメータによって決定された値を基準として、長期的な安定性等が確認された電離箱線量計の校正を行い、この電離箱線量計を二次標準として、次々にその他の電離箱線量計を校正するという作業が標準機関では行われている。
放射線治療で用いられる線量計には長期的な安定性の他、ヒューマンエラーの起こりにくさなど、様々な要件が求められる。これらは国際標準規格IEC 60731や学会ガイドラインにまとめられ、粗悪な線量計が医療現場に流入することを防いでいる。