講演情報
[22p-A306-4]カーボンナノチューブ/エポキシ樹脂ナノコンポジットの界面電子状態と機械的特性の関係
〇(M2)安藤 文也1、屋山 巴1、赤城 文子1 (1.工学院大)
キーワード:
カーボンナノチューブ,複合材料,第一原理計算
宇宙用構造材料として有望なカーボンナノチューブ(CNT)を用いた複合材料について、電子状態の観点から界面における化学結合状態を調べた。我々はこれまでに、CNTは欠陥を介して樹脂と化学結合を生じることにより、CNT特有の高い剛性を維持しつつ、かつ強い界面結合が実現できることを報告した。本研究において、これには欠陥のダングリングボンドを樹脂分子によって過不足なく終端することが重要であることを明らかにした。