講演情報
[22p-A310-5]ある1次元3状態の量子ウォークが完全反射する場合の定常状態について
〇齋藤 正顕1、瀬川 悦生2、結城 謙太3,1 (1.工学院大、2.横国大、3.Middenii)
キーワード:
ドレスト光子
ドレスト光子を説明するモデルとして, 大津-瀬川によって3状態の量子ウォークモデル(ドレスト光子の量子ウォークモデル)が提案され, 次元が2以上の場合に, その数値的な挙動が調べられている. 本研究では, より簡単な1次元のドレスト光子の量子ウォークモデルについて理論的に解析し, 前回発表では「量子ウォークの定常状態での振幅が内部で指数関数的に減衰する」(内部に対して嫌忌的)となるための入力パラメータの偏角の条件を与えた. 今回の発表では, 嫌忌的な場合に含まれる完全反射の場合を詳しく調べた. この3状態モデルは, ある2状態モデルに帰着されるが, その定常状態について報告する.