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[22p-A311-3]ナノ粒子の低温反応焼結によるBiFeO3–(Bi1/2K1/2)TiO3系非鉛圧電セラミックスの作製

〇(M1)橋本 朋樹1、藤原 忍1、萩原 学1 (1.慶大理工)

キーワード:

圧電セラミックス,低温反応焼結,ナノ粒子

環境や人体に有害なPbを含む従来の圧電材料の代替として,BiFeO–(Bi1/2K1/2)TiO3(BF–BKT)系の固溶体が注目されている.とくに0.6BF–0.4BKTの組成にて優れた圧電特性を示すが,通常の固相反応プロセスでは仮焼および焼結の際にBiが揮発し,圧電特性が劣化する.そこで本研究では,粒径を60~100 nmに制御したBFおよびBKTナノ粒子の低温反応焼結を試みた.その結果,固相反応プロセスに比べて大幅に低い640 °Cから相対密度が上昇し,760 °Cにて最大の93%に達した.