講演情報
[22p-A311-6]二軸歪みの印加による強誘電体BaTiO3の特性チューニング
〇吾妻 真光1、下井 聖也1、都築 貴寛1、小林 亮1、浦長瀬 正幸1、出口 元貴1、森本 彰人1、尾形 修司1 (1.名工大工)
キーワード:
強誘電体,分子動力学法,チタン酸バリウム
BaTiO3は,代表的な強誘電体材料としてアクチュエータやキャパシタなどのデバイスに用いられている.BaTiO3は有害な鉛を含まない利点があるが,広く使われているPb(ZrxTi1-x)O3に比べて圧電特性が劣り,キュリー温度も低い.BaTiO3の利用範囲を拡げるためには、キュリー温度や圧電特性を本来の値から向上させる技術の開発が望まれる。本研究では,これらの特性を向上させるために,二軸歪み(正方晶の軸方向の歪み)を加える手法を分子動力学シミュレーションによって検討した.