講演情報

[22p-A501-11]準大気圧中の光電子強度の試料-アパ-チャーコーン間距離依存性

竹中 研人1、高原 光司2、江口 智己2、住田 弘祐3、〇鈴木 哲2 (1.兵庫県立大院理、2.兵庫県立大高度研、3.マツダ(株))

キーワード:

HAXPES

準大気圧光電子分光では、一般に試料とアパーチャーコーン間距離dを試料表面の圧力低下が生じない範囲でできるだけ小さくすることによりガス中の電子の散乱を抑制する。しかし最近我々は、絶縁体の測定ではdを大きくすることにより顕著な環境帯電補償効果が得られ、効率的な測定を行えることを報告した。なお、準大気圧光電子分光における光電子強度とdの関係に関しては、これまであまり報告例が無いようである。今回我々は、dを大きく変化させ、準大気圧光電子分光における光電子強度のd依存性を詳細に調べた。