講演情報
[22p-A601-13]ダイヤモンド量子センサを用いたパワエレ用軟磁性薄膜の磁化過程のイメージング
〇(D)北川 涼太1、永田 俊典1、孝橋 照生2、中司 碧1、辻 赳行1、仁田 帆南1、水野 皓介1、高村 陽太1、岩崎 孝之1、中川 茂樹1、波多野 睦子1 (1.東工大工、2.日立製作所)
キーワード:
ダイヤモンド量子センサ,軟磁性材料
低鉄損なパワエレ用軟磁性材料の開発に向け, [111]完全配向ダイヤモンド量子センサを用いてCoFeB-SiO2薄膜の外部磁場に対する磁化過程をイメージングした.高磁場印加時は磁気飽和が見られ,ゼロ磁場では磁化履歴に依存したマルチドメイン構造が観察された.これは磁気光学カー効果像と矛盾しない結果である.一方で,ダイヤモンドセンサの像は磁区のエッジが強調されている.これは,磁壁に磁極が集中しているためだと考えられる.