講演情報
[22p-B204-7]フェムト秒Cr:ZnS レーザーを用いた中赤外パルス内差周波発生
〇洲鎌 英行1、藤原 心1、芦原 聡1 (1.東大生研)
キーワード:
指紋領域,パルス内差周波発生,非線形光学
本研究では、赤外分光において分子の識別同定に重要な「指紋領域」と呼ばれる波長域(波長 6.7 ミクロン以上)を広くカバーする広帯域なコヒーレント光の発生を目指した。実験では、波長2ミクロン帯で発振可能なフェムト秒Cr:ZnSレーザーを駆動光源とし、パルス内差周波発生という手法を用いて波長変換を行った。その結果、スペクトルが中赤外波長域 7.1‒16 ミクロンに広がる中赤外光が生成することができたことを報告する。