講演情報
[22p-C401-2]巨視的位相コヒーレンスを示す超伝導ナノ複合体の界面及び磁束構造観察
〇中明 育1、櫻井 敬博1、太田 仁1、瀬戸 雄介2、大井 修一3、立木 実3、有沢 俊一3、幾原 雄一4、近藤 隼4、内野 隆司1 (1.神戸大、2.大阪公立大、3.NIMS、4.東京大)
キーワード:
超伝導体,近接効果
近年、我々の研究グループは、Mg (金属) / MgO (絶縁体) / MgB2 (超伝導体) ナノ複合体が、MgB2の体積分率がパーコレーション閾値以下であってもバルク的超伝導を示すことを報告した。このバルク的超伝導の起源を解明するため、界面状態を原子レベルで観測したところ、本試料が結晶の方位に関わらず、クリーンな接合界面を有することが分かった。また、磁束量子化挙動及び電流分布を解析し、常伝導相が超伝導状態にあることを示した。