講演情報
[22p-D902-7]汗中乳酸の選択的検出に向けた導電性ポリアニリン電極の機能化と特性評価
〇(M2)岸 龍治郎1、西谷 象一2、坂田 利弥1 (1.東大院工、2.カルフォルニア大バークレー校)
キーワード:
バイオセンシング,乳酸
本研究では、安価で長期活性 を維持できる生体機能膜を電極表面に作製し、汗などの生体液から非侵襲的に乳酸を選択的 に検出することを目指す。特に我々の研究グル ープでは、汗中の乳酸を検出するため、乳酸と 結合するフェニルボロン酸(PBA)を用いて導 電性ポリアニリン(PANI)膜を電極上に作製し バイオセンサ応用への可能性を見出してきた。PBA は、汗などの酸性条件下で乳酸やジ オールと結合し(図 1)、平衡状態で膜内に負の 電荷を誘導することが可能である。
当日は、種々の添加物がPANII-PBA 膜の電気信号に及ぼす影響に加え、汗中の乳酸濃度をその場測定する方法について議論する。
当日は、種々の添加物がPANII-PBA 膜の電気信号に及ぼす影響に加え、汗中の乳酸濃度をその場測定する方法について議論する。