講演情報
[22p-D903-6]β-ジケトン誘導体を用いた青緑色 TADF 材料と高効率有機 EL
〇星 京吾1、佐藤 龍磨1、千葉 祐大1、松家 実咲1、吉田 波音1、笹部 久宏1,2,3、城戸 淳二1,2,3 (1.山形大院有機、2.山形大有機エレ研セ、3.山形大有機材料セ)
キーワード:
有機EL,熱活性化遅延蛍光,β-ジケトン誘導体
電子—光変換効率を理論上 100 % とする技術として、電子供与性部位と電子受容性部位からなる熱活性化遅延蛍光 (TADF) 発光材料が注目されている。β-ジケトン誘導体は、強い電 子受容性と分子内プロトン移動を示すだけでなく、有機 EL の高効率化も可能にする。現状、 緑から橙色の発光材料が報告されているが、青色発光は実現されていない。本研究では、β−ジケトン誘導体を用いた青色 TADF 材料の開発を目的に、テトラメチルカルバゾール (MCz) を導入 した新規 TADF 材料の開発を行った。