講演情報

[22p-D903-7]ケイ素架橋多重共鳴型青色TADF材料の合成と高色純度有機EL

〇年眞 遥生1、熊田 健吾1、吉田 波音1、笹部 久宏1,2,3、城戸 淳二1,2,3 (1.山形大院有機、2.山形大有機エレ研セ、3.山形大有機材料セ)

キーワード:

有機EL,多重共鳴型熱活性化遅延蛍光材料,多重効果効果

電子−光変換効率を理論上 100% と高色純度発光を実現する技術として、多重共鳴型熱活性化遅延蛍光 (MR-TADF) 材料が注目されている。MR-TADF 材料は高い剛直性により 40 nm 以下の半値全幅と高い発光量子収率 (PLQY) を示す。しかし、高い平面性に起因する濃度消光が問題点の1つとなっている。この問題の解決を図るため、本研究では既報材料 DABNA-1 に対し、ケイ素で架橋した環状分子 DPSi-BN を設計した。剛直性の向上による PLQY の向上と立体保護による凝集抑制を試みた。