講演情報
[22p-P02-9]生体内で利用可能な非平衡大気圧プラズマ照射装置の研究開発
〇柳生 義人1、馬塲 雄成2、大島 多美子3、日比野 祐介1、竹市 悟志1、佐竹 卓彦1、猪原 武士1、川崎 仁晴1、林 信哉2 (1.佐世保高専、2.九大総理工、3.長崎大)
キーワード:
プラズマ医療,大気圧プラズマ,生体内
近年,大気圧低温プラズマのバイオ・医療分野への応用が盛んに研究され,低温止血や遺伝子導入などの多くの成果が報告されている。また,低侵襲な新しいがん治療法として,がん細胞に対する低温プラズマ照射が期待されている。本研究では,液相と気相を分離することで,生体内のがん細胞の部位によらずプラズマを照射できる非平衡大気圧プラズマ照射装置の開発に取り組んでいる。本稿では,プラズマ照射装置の特性や,生成される活性種がヒト肝芽腫由来細胞へ与える影響を検証したので報告する。