講演情報

[23a-A309-6]金属との近接を必要としないリモートプラズモニックラマン増強基板の化学的安定性評価

〇(M2)井上 創太1、谷岡 弘規1、安井 武史2、川崎 昌博3、川崎 三津夫3、南川 丈夫2 (1.徳島大創成、2.徳島大ポストLEDフォトニクス研、3.京都大工)

キーワード:

ラマン散乱分光法,表面増強ラマン散乱,プラズモニクス

表面増強ラマン分光法は,高感度に低濃度分子のラマンスペクトルを取得できる有用な方法であるものの,金属構造と測定分子が接触することによる化学的不安定性が問題となることがあった.本研究では,数十nmのシリカ柱上構造を構築することで,金属ナノ構造と測定分子の接触を必要としない新たな増強ラマン分光基板(リモートプラズモニック増強ラマン分光基板)を構築し,化学的安定性の飛躍的向上を実証した.