講演情報

[23a-B204-3]Natural-expansion ansatzと量子コンピュータを用いた高強度レーザーパルス下の多電子系の第一原理シミュレーション

〇魏 博紀1、織茂 悠貴1、石川 顕一1、川島 雪生2、Gujarati Tanvi2、佐藤 健1 (1.東大院工、2.IBM Quantum)

キーワード:

量子コンピュータ,第一原理計算,高次高調波発生

時間依存・軌道最適化ユニタリーカップルドクラスター法(TD-OUCC法)は量子コンピュータ上で計算コストが電子数に対して多項式時間かかる手法で、少ない軌道数では高い精度で第一原理計算が行えるが、軌道数が増えるとエラーが蓄積するという問題を抱えていた。本研究ではTD-OUCC法の代わりに自然展開に基づくNatural-expansion ansatzを開発し、量子コンピュータ上で用いることでより多い軌道数での第一原理計算に基づく高次高調波スペクトルの計算に成功した。