講演情報

[23p-A309-8]磁気光学薄膜上におけるBICモードスローライト導波路の検討

〇(M1)谷村 優太1、楢崎 雄大1、北井 達也1、高 思源2、岩本 敏2、太田 泰友1 (1.慶應理工、2.東大先端研)

キーワード:

磁気光学,BICモード,スローライト

イットリウム鉄ガーネット(YIG)やニオブ酸リチウム(LN)などの光学材料は、高機能光デバイスの作製に重要であることが知られている。しかし、その高品質な微細加工は難しく、ナノフォトニクスへの応用はこれまで限定的であった。近年、LN薄膜上に電子線レジストによる細線構造を装荷し、BIC(Bound states In the Continuum)状態を活用することで低損失なTMモード光導波路が実現できることが報告された[1]。しかし、同構造を基礎としたより高度な光学構造は検討されてこなかった。本研究では、YIG薄膜上に形成したBICモード導波路と1次元フォトニック結晶を組み合わせたBICスローライト導波路の検討を進めている。今回、スローライト状態[2]形成に必要なバンドギャップを示すBIC導波路構造を電磁界計算により見出したので報告する。