講演情報

[23p-A601-2]遅延干渉計を用いたツインフィールド量子鍵配送の提案

〇笹原 蒼生1、井上 恭1、本庄 利守2 (1.阪大工、2.NTT物性基礎研)

キーワード:

量子鍵配送,ツインフィールド,遅延干渉計

長距離向け量子鍵配送(QKD)であるツインフィールド(TF)-QKDとして、弱コヒーレントパルス列を送信し、遅延MZ干渉計を通して光子検出する、新しいTF-QKD方式を提案している。
本方式はIR攻撃、光子数分岐攻撃に強く、デコイ法が不要という特徴を有する。
代表的な盗聴法を想定した時の伝送距離対最終鍵生成率を計算し、鍵生成率が(伝送透過率)1/2に比例することを示した。