講演情報
[23p-A601-5]高次光子による軌道角運動量のコヒーレント転写に向けた量子ディスク構造
〇寺島 魁人1、森田 健1 (1.千葉大学大学院理工)
キーワード:
光渦,量子ドット,コヒーレント転写
光には軌道角運動量(OAM)を保持する「高次光子」と呼ばれるモードが存在する.OAMは高い自由度を有するため,高次光子は大量の情報が符号化可能な新規量子ビットとしての応用が期待できる.光子から電子へとOAMをコヒーレントに転写することができれば,従来よりも高密度な量子演算が実現できると考えられる.OAM転写の実現に向け,量子ディスク構造に着目し,電子のエネルギーや高次光子との相互作用に関し計算を行った.