講演情報

[23p-A601-6]チャープ型擬似位相整合素子による広帯域量子赤外吸収分光測定

〇田嶌 俊之1、向井 佑1、岡本 亮1、荒畑 雅也1、小田 哲秀1、久光 守2、徳田 勝彦2、竹内 繁樹1 (1.京大院工、2.島津製作所)

キーワード:

量子赤外分光

量子赤外分光(QIRS)は、新たな分光法として期待されている。フーリエ変換型量子赤外分光などの様々な研究が行われているが、これまでのQIRSでは、帯域幅は1.5 μm以下で行われていた。我々は、2~5 μm域の広帯域発生を可能とする定比組成タンタル酸リチウム(LiTaO3, SLT)結晶を用いたチャープ型擬似位相整合素子によるQIRS、また、このシステムを用いてフーリエ変換型量子赤外分光による試料の透過率測定にも成功したので報告する。