講演情報

[23p-A601-8]量子赤外分光へのATR法の実装

〇栗田 寅太郎1、向井 佑1、岡本 亮1、荒畑 雅也1、田嶌 俊之1、太田 宏2、徳田 勝彦2、竹内 繁樹1 (1.京大院工、2.島津製作所)

キーワード:

量子分光,赤外分光,ATR

量子赤外分光は、可視・赤外光子対発生過程間の量子干渉を用いることで、可視光源および可視光検出器による赤外分光測定を可能とする。先行研究は透過での吸収測定が主である一方、ATR法は吸光係数の高い液体や、粉体・フィルム等をプリズムに密着させるのみで測定可能であることから実用上重要な手法である。今回我々はATR法の量子赤外分光への実装を目的として光学系の構築・量子干渉測定を行ったのでその結果を報告する。