講演情報

[23p-B204-12]時間領域における素粒子物理学研究のための4ミクロンKTA光パラメトリック増幅器の開発

〇金井 恒人1、カクシス エドガー2、パズリズ アウドリアス2、バルツスカ アンドリアス2、岡﨑 大樹1、安原 亮3、時田 茂樹1 (1.京大化研、2.ウィーン工科大、3.核融合研)

キーワード:

高次高調波発生,中赤外レーザー,素粒子物理学

私達は,ポジトロニウムや湯川中間子の様な非自明な不安定粒子の寿命をアト秒の精度で測定することで,基礎物理学における諸問題を直接的に検討するという新奇方法論を提案している.本方法論のための高エネルギー4ミクロンレーザー開発の概要と現状を講演する.Yb:CaF2再生増幅器駆動KTA光パラメトリック増幅器を後段Fe:ZnSe増幅器のシード光として用い,良好なコントラスト,搬送波包絡線位相の安定化,ゲインナロイング補償を実現する.