講演情報

[22a-P02-19]自己推進型イオンゲルを用いた気体分子運動のモデル化:温度平衡

〇棚橋 達紀1、古川 一暁1 (1.明星大理工)

キーワード:

自己推進型イオンゲル,気体分子運動論

私たちは高分子とイオン液体からなるイオンゲルが水面上で自律的に運動することを見出している。その多体系は相互作用せずランダムに運動するため、各イオンゲルを気体分子とみなすと、気体分子運動論のモデルになり、イオンゲルの平均速度は気体分子の温度に相当する。本研究では、平均速度の異なる2種のイオンゲルを用意し、温度差のある気体が混合し、温度平衡に至る過程をモデル化し可視化した結果を報告する。