講演情報

[22a-P02-43]加熱・交流電圧印加による表面安定化強誘電性液晶のスメクティック層矯正

〇小林 弘輝1、栃木 碩人1、中谷 誠和1、青島 賢一2、川那 真弓2、山口 祐太2、町田 賢司2、船橋 信彦2、藤掛 英夫1 (1.東北大院工、2.NHK技研)

キーワード:

強誘電性液晶,電子ホログラフィ,3次元立体表示

昨今、疲労がなく自然な立体表示が可能な電子ホログラフィの実現が期待されている。表面安定化強誘電性液晶(Surface Stabilized Ferroelectric Liquid Crystal, SSFLC)は電子ホログラフィ用高精細液晶デバイスにおいて有効である。駆動回路の微細化によりSSFLCの低電圧高速駆動が求められる。傾いたスメクティック層では印加電界と自発分極の向きの不一致が生じ、低電圧高速駆動を困難にする。私たちは交流電圧印加状態での加熱・徐冷処理によるスメクティック層矯正を試みた。