講演情報

[22a-P03-12]人工細胞膜系における膜側方電圧印加デバイスの
効率的作製プロセスの開発

〇野本 達也1,2、小宮 麻希1、野村 駿介1,3、馬 騰4、但木 大介1、山本 英明1、戸澤 譲5、平野 愛弓1,2,4 (1.東北大通研、2.東北大院医工、3.東北大院工、4.東北大AIMR、5.埼玉大理工)

キーワード:

電気生理学,人工細胞膜,イオンチャネル

近年我々は、膜側方電圧も印加することで、一度不活性化したヒト電位依存性Naイオンチャネルを再活性化できることを報告し、膜側方電圧がイオンチャネル活性化の重要な新規パラメータとなる可能性を示した。しかし、膜側方電圧を印加するデバイスにおいて、酸化によるTi電極の寿命の短さ(30分以下)とSiO2被膜層のクラックによる絶縁層の不安定さが実験遂行上の大きな障壁となっている。そこで本研究ではこれらの欠点を克服した、より長寿命で安定したデバイスの高効率作製プロセスの開発を目指した。