講演情報
[22a-P03-6]四角形のナノポア近傍におけるDNAダイナミクスへのイオン種の影響
〇高野 辰1、𠮷永 拓馬1、山岸 聖和1、藤 悠之介1、守山 裕大1,2、三井 敏之1 (1.青学大院理工、2.JSTさきがけ)
キーワード:
ナノポア,DNA,センシング
固体ナノポアとは絶縁膜上にnmスケールの大きさで貫通させた孔である。ナノポアセンシングにおいて、DNAの速度制御が課題となっている。先行研究でDNAのナノポア通過速度がイオン種によって変化することが報告された。本研究では、そのメカニズムを直接観測と有限要素法により調査した。KCl溶液を用いた場合と比較し、LiClではDNAの進入速度が低下し、DNAがナノポアに引き込まれる範囲が縮小した。