講演情報
[22p-P04-5]Mgイオン注入後2段階アニールを行ったGaN中の伝導帯付近禁制帯内準位のMOS構造を用いた評価
〇羅 宇瀏1、畠山 優希1、赤澤 正道1 (1.北大量集センター)
キーワード:
GaN,Mgイオン注入
GaNのパワーデバイス応用において、イオン注入技術の確立が望まれる。特に、Mgイオン注入により発生する欠陥について、その起源をよく調べ、制御方法を見出す必要がある。我々は、Mgイオン注入後、Al2O3キャップ層を用いる600℃での長時間アニールにより、Ga格子間原子(Gai)をキャップ層中に拡散させることができることを見出している。本報告においては、イオン注入後、高温での活性化アニール前に600℃でのキャップアニールを行う2段階アニールの、禁制帯内準位に与える効果を、MOS構造を用いて検討した結果を報告する。