講演情報

[23a-1BM-9]フォトダイオードの光起電力と電極の電気二重層キャパシタンスを利用した神経刺激技術

〇田野口 和将1、竹内 駿輔1、鹿志村 快音1、澤畑 博人1 (1.茨城高専)

キーワード:

神経刺激,電気二重層キャパシタンス,半導体

脳科学や脳神経医療において重要な神経刺激技術の完全ワイヤレス・バッテリーフリー化の確立を目指し,フォトダイオードの微弱な光電流を,多孔質カーボン電極の電気二重層キャパシタンスによる充放電を利用して大きな電流パルスに変換する独自技術を提案する.試作した回路において電極に流れる電流を計測した結果, 114 μAのピーク値を持つ電流パルスが確認され,神経刺激に十分な電流出力が可能であることを実証しました.