講演情報

[23p-31B-5]走査型非線形誘電率顕微鏡によるMoS2積層pn接合のナノスケール観察

〇(M2)石塚 太陽1,2、山末 耕平2 (1.東北大院工、2.東北大通研)

キーワード:

層状半導体,走査型非線形誘電率顕微鏡,局所CV特性測定

シリコンに代わる半導体として注目されているMoS2をデバイスに応用するには,その物性の微視的な把握が必要である.今回は走査型非線形誘電率顕微鏡(SNDM)を用いてMoS2のpn接合を測定した.ニオブドープ(p型)MoS2上にノンドープ(n型)MoS2を積層して測定したところ,積層部分で容量変化が小さくなっていることが確認でき,pn接合による空乏化が起きていることが示唆された.この結果は,SNDMによるMoS2のpn接合評価ができることを示している.