講演情報
[23p-P02-16]金属・ポリフェノール錯体ナノ粒子による制御された抗がん剤の放出
〇(M1)キョウ 子涵1、山田 明香里1、加藤 徳剛1 (1.明大理工)
キーワード:
乳化,ドラッグキャリア,pH応答性
超音波乳化法により、金属・タンニン酸錯体のナノ粒子の形成と抗がん剤の担持を同時に行った。得られたナノ粒子の平均粒径は67nmであった。それらを、正常細胞を模倣した環境と、がん細胞を模倣した環境に24時間分散させると、後者の環境において、13倍多くの薬物が放出された。この結果は、がん環境において選択的に抗がん剤を放出するナノドラッグキャリアが作製されたことを示す。